手についた一次刺激性物質の落とし方
手に付着する一次刺激性物質とは?
日常生活には、柔軟剤、抗菌剤を使用した衣類や家具、文房具等がたくさんあります。何気なく手で触れているものには、ほとんど柔軟仕上げ、 抗菌仕上げがされていると思ってよいでしょう。
それらに触れると、手には柔軟剤や抗菌剤が付着してしまいます。
また、石鹸やハンドソープで手を洗った後は手に脂肪酸が残留しています。
「柔軟剤」「抗菌剤」「脂肪酸」はみな、一次刺激性物質です。
日常生活で抗菌剤、柔軟剤、脂肪酸はこんなところにも…
電車の吊革やシートなど
クリーニングに出した衣類
素手で洗剤に触れたとき
洗浄剤を使っている家族が触れる蛇口
抗菌加工済の文房具やPC
洗えない素材の帽子やバッグ
抗菌加工の寝具やタオル
職場の電話
手で触ったところにトラブルが
手についた一次刺激性物質は、手で触ったところに付着し、
顔や身体にトラブルを起こすことがあります。
直接手で触れなくても、髪をよく触っていて、その髪が顔に触れ、
額や頬にトラブルが出たという報告もあります。
8項目を実践していても、
額や顎、頬などいつも同じ場所にトラブルが出るという場合は、手や髪を経由した接触の可能性があります。
考え事をするときや人と話をするときに、よく頬や顎を触る癖のある方は、その部分にニキビやカサつきが出やすくなります。
また、前髪が触れている額にニキビが出来やすい方も、よく手で髪を触っていないか確認してみましょう。
ペーパータオルを使った手の洗い方 ペーパータオルを一枚取り、流水の下で使用します。
1.ペーパータオルを一枚取り、流水の下で使用します。
2.水を流しながら、手のひら、手の甲をペーパーでぬぐいます。
指先まで丁寧にぬぐいましょう。
ペーパーにこすりつけるようにするのがポイントです。
※使用後のペーパーには、一次刺激性物質が付着しています。
再利用せず、捨てるようにしてください。
※手ぬぐいで代用することもできます。
使用後のぬぐいには一次刺激性物質が付着しています。使用するたびに洗濯をしましょう。
※ 洗顔、洗髪時など、顔や髪に触れる前に手を洗うようにしましょう。
一次刺激性物質に触れてしまってもその都度手を洗う必要はありません。
詳しい手の洗い方を動画で確認してみましょう