完全お湯洗髪成功法
お湯洗髪はシャンプー・リンスを使わずに、お湯のみで洗髪する方法です。
シャンプー・リンスの成分は
シャンプー・リンスには髪や地肌の汚れを落とすための洗浄力や、
髪をサラサラさせたり艶を出したりする界面活性剤などの
一次刺激性物質が含まれています。
「一次刺激性」とは接触したら誰にでも刺激が起こることを言います。
「アレルギー性」とはアレルギーのある特定の人にしか起こらないことを言います。
一次刺激性物質とは、炎症の起因物質であり淡白編成物質の事で、
生きている細胞が接触したら誰にでもトラブルが起こります。
ただ、シャンプー・リンスを使って肌トラブルを起こすこともなく、
サッパリした地肌の洗い上がりやサラサラした髪の感触を手に入れることができる人もいます。
それは、肌は死んだ細胞である角質層に覆われており、
角質層が刺激を防いでくれているからなのです。
肌の弱い人にとってのシャンプー・リンス
一方で、低刺激に設計されたシャンプー・リンスでも肌トラブルを起こす、肌の弱い人がいることが分かっています。角質層は、死んだ細胞の角質を何層も重ねてその隙間を細胞間脂質で接着していますが、肌の弱い人はその接着力が弱くて刺激や変性を受けやすいのかもしれません。通年で刺激に弱い人、季節の変わり目やストレス、体調によって刺激に弱くなる人もいます。額やあご、首など顔周りや背中のニキビや赤み、毛穴の拡がり、カサつき、シミや色素沈着、シワが気になる方は『肌の弱いタイプ』です。
肌の弱い人は、一次刺激性物質であるシャンプー・リンスの影響を受けている可能性があります。洗髪時にシャンプーが流れた身体や顔だけでなく、シャンプー・リンスした後の髪が肌に触れてトラブルを起こすことも少なくありません。
そのような方は、健康な素肌を取り戻すためにシャンプー・リンスを使わない洗髪方法を試してみましょう。
お湯洗髪のメリット
- 一次刺激性物質を肌に接触させない洗髪方法なので、タンパク質である頭皮や髪を傷めずに洗うことができます。
- ニキビの悪化やお肌のカサつき、赤みを防ぐことができます。
- 抜け毛が減ったとの報告も・・・。
成功への秘訣
- 頭を洗う回数は減らさず、お湯で毎日洗う。
皮膚のバリア機能を保つためにも、毎日古い皮脂膜や皮膚常在菌を洗い流して新しいものと入れ替えることが大切です。 - ぬるま湯ではなく、熱めのお湯を使う。(温度が高いほうが皮脂が落ちやすくなります)
- シャンプーを使っていたときよりも、時間をかけて丁寧に洗う。
次第に頭皮のベタつきが治まってきます。自分に無理のないペースで続けましょう。
始めて間もない間は髪の毛のごわつきが気になるかも知れませんがシャンプー・リンスによる、界面活性剤によって傷んだ髪の毛のごわつきです。抜け変わると健康な髪の毛になり、すべすべするようになります。
ベタつきが気になるときは、いつものシャンプーの代わりに「小麦粉シャンプー」を使いましょう。
お湯洗髪の必須アイテム
※はシャンプーの代わりとしてあると便利なものです。
洗髪前のブラッシング用です。 髪の毛に付着した皮脂や汚れ、一次刺激性物質を落とすために使用します。髪を傷めない獣毛のブラシで、毛にシリコン加工・抗菌加工などがされていない、洗いやすいものを選びましょう。洗い上がりの髪をとかすとき用に目の粗いクシもあると便利です。
お湯洗髪をする時に、髪の毛に付着した皮脂や一次刺激性物質を落とすために使用します。洗髪後に髪を乾かす時にも、乾いたコットン手袋を使うと落としきれなかった皮脂を落とすことができます。抗菌・柔軟加工がされていないものを選んでください。
ブラシをきれいに保つことは、お湯洗髪の基本です。ブラシの汚れが目立つときはサウンドスタイルの中性洗剤を使ってお手入れをします。柔軟剤、抗菌剤、シリコン無配合の中性洗剤で2週間に一度は洗いましょう。
ブラシのお手入れ用です。ブラシにからみついた髪の毛や汚れを掻き出すときに使います。細かい汚れが付着したブラシのお手入れが短時間でできます。
地肌につけて3分後に洗い流すタイプの頭皮用パックです。お湯洗髪に慣れないときに使います。髪のパサつきやごわつきが気になる時は、髪の毛につけてもよいでしょう。
小麦粉で作ったシャンプーです。お湯洗髪に慣れないときや時間が無いときにあると便利です。皮脂を落とすために使います。
これからお湯洗髪を始める方や、お湯洗髪がなかなかうまくいかないという方へ必要なアイテムをまとめたお湯洗髪完全達成セットをご用意しています。